私が、初めてガウディの存在を知ったのは、20才くらいの時だったでしょうか?
有名な『サグラダ・ファミリア』ではなく、カサバ・トリョという富豪の邸宅の絵葉書が最初でした。
内装 →
曲線的なデザインに、タイルやステンドグラスを施した装飾。
現代の画一的な、角の多い建物とは一線を隔したそのセンスに、惚れ惚れしたものです。
建物のデザインにアールが入るというだけで、建物自体の表現力、そしてその美しさは何倍、いえ何十倍にも増加していきます。
このような美しい建物が、なかなか日本の建築に生かされてこないことを、とても残念に思います。
生かされないというより、生かせないのかもしれない、それだけガウディが奇才の持ち主だったのかもしれませんね。